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Posted by TI-DA at

2011年02月19日

22、復活?

その日、部活に出た。

走りたくてウズウズしていた。
しかしコーチから軽めに練習を指示されていたので、アップして体操、ストレッチ、フォームを確認しながら流し(走る)を数本やった。

走れると思った。

まだ少し違和感はあったが。

記録会に出れる、スピード練習はできなかったが問題ないだろうと思った。

この時、後で後悔することになろうとは思っていなかった。

〈次話へ続く〉〉  


Posted by くず at 01:02Comments(1)

2011年02月10日

もう少し

来週から書いていきますので、しばしお待ち下さい。いつも読んで頂いている方々すみません  


Posted by くず at 03:24Comments(0)

2011年02月07日

少しお休み

クズケンblogは少しお休みします!

私事ですみませんが、大学の課題、テストに追われてしまって
(言い訳

僕の大好きなMr.Childrenのblogもあるので、よかったら見て下さい。

曲も友達のくまちゃんが貼ってくれてるので、是非聴いて下さい

きっと気に入ると思いますよ


いつも見て頂き、本当にありがとうございます

ミスチル好きblog

http://mrtibikko.ti-da.net/  


Posted by くず at 01:43Comments(1)

2011年02月03日

21、油断

意味不明なテンションの高さだ。

俺は調子に乗った。

これなら走れる。と思った。

とにかく廊下を走りまくった。

右足は少し痛かったが。

もう隠された松葉杖の事は忘れていた。

こんな解放的になったのはいつぶりだろう。

大人だったら、こんな日は復活祝いとかいって、飲み会を開くことだろう。


俺は彼女の所へ行った。

「もう治ったよ」と言ったら、
彼女に質問された。

「お医者さんに普通に足、動かしていいって言われたの?」

俺は
「言われてないけど、走れるよ」と答えた。

そしたら怒られた。

なんて言われたかはあまり覚えていない。
とにかく治ってきたからいいやと思っていたので、適当に聞き流した。


記録会でれるかな?

「練習してないしなぁ」足の不安ではなく、もう記録の方が気になっていた。


<次話へ続く>
  


Posted by くず at 06:52Comments(2)

2011年01月29日

いつもありがとう!

クズケンブログをいつもみて頂いてありがとうございます。

なんとか20話まで書けました。

書きたい事は山ほどあるのですが、毎日更新ってなかなか大変なものですね。
すぐ時間が経ってしまいますからね。


1つのブログだと、飽きてしまうので、2つ増やしました。


クズケンブログも番外編で出て来るキャラクターの1人歩きもしてみたいです。

今は中学2年で終盤の入り口くらいかなー?って感じです。

中学編はあと10話くらいでまとめようと思っています。

みなさんどうぞこれからもクズケンブログを見てやって下さい。
  


Posted by くず at 04:32Comments(1)

2011年01月28日

20、足治った?

飛べないセミになって、
3週間ほど経った時だった。

「今度の日曜日記録会だっでさ。」と
まーちゃんが教えてくれた。

「俺まだ走れないよ」
と言ったら、

「もう治ってんだろ?」と言って、松葉杖を何処かに隠しにいった。
(お前は医者か?)


俺もムキになって、普通に歩く事にした。

「あれ、痛くない」
治ったのか?

どーだ俺の回復力は。
復活。

と思ったが、一応足の腫れを確認した。

よく見ると、ゴルフボールくらいあった腫れが、半分くらいになっていた。

いけんじゃん。

少しハッピーになった。
まだ怖いのでまだサポーターは付けとく事にした。
すると、まーちゃんが戻ってきた。
(本当にいつも余計な事するの好きだね)

「歩けんじゃん」

「まーね」と俺は言って、とりあえず廊下を徘徊した。

A路がいた。

「おみゃえ、やしにゃおったにょきゃよー」
(お前、足治ったのかよー)
と言ってきた。

前にも言ったが、A路は滑舌が悪い。

「いーかげん日本語しゃべれ」と必殺技、馬場チョップ食らわした。

「アヒャ」
(あ痛)
「こにょやりょー」
(この野郎ー)
と言って、反撃にでそうだったが、
俺は走って逃げた。

「走れる」
「治ってるぜ。」
だいぶハッピーになった。


<次話へ続く>  


Posted by くず at 01:35Comments(1)

2011年01月27日

19、飛べないセミ

破れ難いズボンは買ったものの、足が治らないと意味がない。

自動改札も飛び越えられなければ、ハイキックもできない。

この前、ハラツヨに「飛べないセミは恐くねーな」とバカにされたばっかりだ。

そう俺がハラツヨに何故セミと呼ばれるのか?

説明しよう。

O駅の次の駅はAKB駅なのだが、その中間あたりに廃校になった小学校がある。

そこに忍び込んでサッカーしていた時についた名前。

俺は短距離選手だったが、(前にも言ったように)それにしては持久力が
あった。

サッカーはもちろん、バスケやる時も俺は、
いつもオールコートデフェンス&マンツーマン&スチール、インターセプト狙いなのだった。

とにかく動く、ダッシュする跳ぶ、、、。

だから、セミだそうだ。

ミンミン飛び回るセミ。

一週間の命っていうのは余計だが。

変なあだ名つけんな。

今は飛べないセミ。
要するに泣くことしかできないという事だ。

羽をもがれて、爆竹付けられるような事は避けなければ。
(小さい頃、よくやった)


<次話へ続く>




くまちゃんカフェ開業までの奮闘記。
http://mjs73project.blog31.fc2.com/
  


Posted by くず at 02:32Comments(0)

2011年01月26日

18、ズボンの股下

やはり、母ちゃんに怒られた。

「また、ズボン破いて」


俺は、「松葉杖だから転んだ」と言った。

母ちゃんは「どう転んだらこうなるの」っとまだ怒ってる。

俺は「制服のズボンが、モロいんだよ」と言い返した。

じゃあ頑丈なズボンはないのか。

あ、あったよ。

次の日、アメ横に金ちゃんと一緒に行った。

そして、買っちゃった。

ディッキースの黒いズボン。
そしたら金ちゃんが、
「お尻にツイてるロゴが先生に見えたら怒られるんじゃん。
脱がされて、ジャージはく事になるぜ。」
と真面目発言。

金は真面目なのだ。
コイツは頭がいい。

通知表オール5に近いが、体育と音楽は3〜4がいいところ。

俺と逆。

俺は体育はいつも5。
音楽は悪い時3。大抵4。
俺と金が同じ人になったら、オール5になる。

きっと、、。

音楽は真面目に授業受けることができれば5になるって、
音楽のT野先生が言ってた。
授業態度が問題だって。
(まーちゃんのせいだ。)

だって、ピアノ弾けるし、音符わかるし、歌も好きだし、まぁとにかくマルチプレイヤーだから。

ともかく。

「ロゴなんて見えたって、怒られる訳ないだろ。」
「何言ってんだ、チビッコ。」
と金に言ってやった。

「べつにボンタンはいたり、ドカンやら短ランとか着ている訳じゃあるまいし。ちゃんと理由があるじゃん、破れないから
っつー理由がさ。」

と屁理屈を言った。

頭のいい金が納得していた。

<次話へ続く>




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Posted by くず at 01:14Comments(0)

2011年01月25日

17、不自由

教室に入った。

とりあえず自分の席につこうと、松葉杖をつき、机の横に立てて、座った。

すると、まーちゃんが来た。
「おはよう、足はどーだ?ちょっと、この杖借りるぞ」と言って杖を持っていってしまった。

あいつどこに持っていった?

まぁいい、とにかく学校までは来れた。

長い道のりだった。

俺は慣れない松葉生活に初日から、嫌気がさしていた。

(あー、疲れんなー、早く普通に歩きてー)

しばらくしても、まーちゃんは戻ってこない。

本当に何してるんだ。

気になり、片足でケンケンしながら、教室の外に出て見た。

廊下で松葉杖をついて、両足で地面を蹴り、何やら筋トレのような事をしている。


「何やってんだ、他人の杖で!」

まったく幼稚園児じゃあるまいし。

ほっとこ。

俺は自分の席に戻り、寝る事にした。
授業が始まる前から疲れてる。

と、何か頭にぶつかった。
「いてー」

起きて見ると、まーちゃんが松葉で俺をぶった。

「はい、もう飽きた。」
と言い、松葉を還してきた。

普通にかえせよ。

松葉を受け取りまた寝た。

悲劇はこれからだった。

体育の授業に行く時だった。

松葉がない。取られた。

すぐ廊下に出ると、まーちゃんが杖を持っていた。

「まーちゃん、杖還して」と俺が言うと、何を思ったか、逃げ出した。

ケンケンして追いかけた。
俺は本気だった。

階段を下りた。時間がかかる。2階から1階までは手摺りを滑って追いかけた。

と「プチプチ」と音がして、ヤバいと思って、手摺りから飛んだ。
股が破けた感じがして、

着地、両足でついてしまった。
「うおー、」
気を失うくらい痛かった。
もう周りが見えていなかった。

とそこに、「あぶねーなー」という声に振り向くと、3年のT嶋先輩こと、タジーがいた。

(げ、マズイ、ここにも敵が)

「お前、あぶねーんだよ。やっちゃうぞ!このやろ」

いつもなら反抗して、かかと落としを喰らうが、今はそれどころではない。

「あ、タジーいやT嶋先輩、すみません、今日の所は勘弁して下さいな、今急いでて!」
と俺は弱腰。

「わかりゃいいんだよ、お前今日はやけに大人じゃんかよ」
(タジーにかまっている余裕はない)

俺はいい事を思いついた。

「T嶋先輩いつ見てもカッコイイっすね。男の中の男って感じだよなー」

俺はおだてた。
タジーはおだてると舞い上がる。

「そんなの当たり前だろ。」
と、やはり自信過剰。
もう一言
「やっぱり、T嶋先輩しかいないっすよ」
と言った。

すると、タジーは

「お前、やっと素直になったか、あとはA野かぁ」

いつもは、まーちゃんと俺はタジーと戦っている。

「それが、まーちゃんが俺の杖を取って逃げたんすよ」と俺は言った。

するとタジーは
「お前ら仲間割れかー?
いつも二人掛かりで俺に飛びかかってくるのによー。」


「俺とA野どっちがカワイイ後輩なんすか?
タジーは正義の味方だと思ってたのになぁ」
と俺は更におだてた。
とタジーは
「てめえ、俺を誰だと思ってるんだ、A野は何処だ。」

やっとおだてにのった。
俺は「校庭」と言った。
タジーは校庭に行った。

これで松葉杖は100%戻ってくる。

足が痛いので、階段に腰掛けた。
(あ?ズボンの股破けてる、母ちゃんにまた怒られる)

股が破れるの2回目。
前回は2組のアラチに思い切り蹴りを入れた時に破けた。


またやっちまった。

するとタジーが松葉杖持って戻ってきた。

「ほらよ。これから、お前は俺に忠誠を誓うんだな。わかったな!」
と言って階段を登り始めた。
チャイムが鳴った。

タジーが2階くらいに上がって見えなくなる所で、俺は大きな声で
「嫌なこった。松葉杖戻ったらこっちのもんだよーん」と言って逃げた。

タジーに聞こえた。
タジーがすぐ追いかけてきたが。
授業が始まるので、
「次会った時覚えてろ」と言って、戻っていった。

校庭に行くと、まーちゃんが、タジーにやられて倒れていた。


昨日の敵は今日の友?
今日の友は明日の敵?

まあ松葉杖戻ってきたし。
「まーちゃん大丈夫?」
刺客を送っておきながら聞いた。

まーちゃんは倒れながら
「もうダメ」って言っていた。

タジーは一応、O中の総番?みたいな感じ。
確かに強いんだけど。

足が治ったら、またおちょくりに行くかな。  


Posted by くず at 16:04Comments(0)

2011年01月23日

16、怪我人

右足は地面につかないようにする生活が始まった。
今日から松葉杖が相棒となった。
いかにもケガ人という風になるので、周りが気を使ってくれると思ったが、甘かった。


バス停までテクテク、バスの中、電車ではオドオド、駅から彼女の家まではまたテクテク。

誰も席を譲ろうともしない。

世間は冷たいのだとこの時知った。


降りる駅までもう少しという所で、
「どうぞ!」と席を譲ってくれたが、

すでにムキになって立っていたので、「もう降りるので」と断った。

いつもの[バレンタインデー(1)参照]
おにぎり屋のおばちゃんは
「すぐ治るよ、若いから」と言って、また、おいなりさん2個くれた。


彼女はというと
「大丈夫?部活しばらくできないけど、その分ゆっくり休めば!」
と言っていた。

ついでに、「はしゃぐ事もできないね」
とも言っていた。

(んー、それは少しつまらん)と思った。

学校に行くと、みんながどーしたと聞く。

「クズケン足ケガしたの?」
誰かに会う度に。
応えるのが面倒くさい。


さすがに学校ではみんな優しくしてくれると期待していたが、それも甘かった。

<次話へ続く>


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Posted by くず at 17:28Comments(0)

2011年01月23日

15、俺の妹

お医者さんの先生にそう言われて、今までの怒りが嘘のように消え、むしろ、悲しくなり、家に帰る気力も失せた。

しかし、医者の先生に見てもらったし、サポーターも付けてくれたし、とりあえず一安心。

(やる気なくすなー)
診察が終り、松葉杖を持たされ、パックの牛乳を片手に病院の受付で途方にくれた。

もう家に帰ろう。さっきまでの怒りの気力と体力はもう残っていなかった。

家に電話して、妹を呼んだ。
そう、俺のパシリ。

でも俺の妹にして、われながらいいやつ、中学1年の時にボコボコにしたが、口の聞き方がなっていなかったから。
それ以来、生意気な口はきかない。
俺のしもべ&筋トレ仲間なのだ。

そう、人は強くなくてはならない。
腕立て、腹筋、背筋、スクワットを一緒に毎日やった。

おかげで俺の妹は強くなりすぎてしまった。

顔面を思い切り殴っても、泣かなくなった。

チャリで二人乗りで、家まで帰った。
妹は運転、足腰の鍛練。

お小遣代わりにアイスクリームを買ってやった。
後で気付いたが、
妹がバカになったのは、俺のせいかもしれない。




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Posted by くず at 06:44Comments(0)

2011年01月22日

<<余談>>ジャージがピンク色の訳

部活ジャージが何故ピンク色なのか?

高校生だったら、たまにいる。
でも、中学生でジャージがピンクの学校は見たことがない。
ちなみに、O中の学校ジャージは赤い。

どちらにしても、派手なのだが、まだ赤い方がいい、、。

俺らの部活は、顧問の他にコーチがいた。
そう、この人の出す練習メニューは想像を絶っする。
ついでに言えば、O中の校長は東京、関東の中学体育連盟の会長だった。
都で賞状もらっても、関東大会で賞状もらっても、うちの校長の名前が入っている。
有り難みが、半減するのである。
部活には力を入れ、コーチをつけるのもうなずける。

話しを戻すが、
このササキコーチは
200mのインターバルを48本走るという練習メニューを普通に出したりする。

その時なんか、息をする事だけでも辛かった。
しまいには、口を開けっ放しでいるので、口の中に虫が入った。
コース横には、バケツ。
途中
気持ち悪くなって、吐くための。

そんなコーチがジャージをピンクに選んだ。

1、ピンクは目立つ。
2、広い競技場でもすぐに何処にいるか見付けられる。
3、派手だから、強くないと(速くないと)格好悪いから、それが嫌だから、強くなるという理由からだった。

ピンクのジャージの訳はそういう意味だったのだ。

<本編に戻る>




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Posted by くず at 16:55Comments(0)

2011年01月22日

14、足にゴルフボール?

職員室に入った。

ヒゲ、眼鏡、ハゲかかりオールバック。
担任のS井先生がいた。

「先生、足がヤバい!」
と俺は言った。

「ん、どーした?まぁ座れ」と椅子を持ってきてくれた。

そして、俺の足を見てくれるのかと思えば、呑気にコーヒーをすすっている。

(かわいい教え子が怪我してる時に、このハゲ!)
「先生、マジで痛いんすけど、」と言った。

すると、S井は
「顧問のK藤先生読んで来るから」と言ってどっか行った。

椅子に座りながら、そっと痛い右足を地面に着けてみた。

やはりすごく痛い。

「あーどーしよー」

すると、S井が顧問のK藤を呼んできた。

「クズケン、足見せてみろ」とK藤。

教師の中で、ただ一人俺をあだ名で呼ぶ。

「はい」
俺は足を見せた。

「んー、腫れてるなー」
確かに足首の下が腫れ上がって、ゴルフボールが入っているみたいになっていた。

「とにかく、これで冷やせ」と氷を入れた袋をくれた。

冷やし続けたら、2、3日で直んのかなと思ったが。
「病院だな。帰れるか?」
K藤は言った。

俺は思った!
(家までケンケン?学校から駅までケンケン、駅からバス停までケンケン、バス停から病院までケンケン、病院から家までケンケン?)

ハンパじゃねーぞ!

「もう帰っていいぞ」

さっき帰れるかって聞いといて、家まで送ってくれたりしないのか?

(いいよ、いいよ、薄情者達め、何が聖職者だ、笑わせるな!)
また、やるせない怒りが湧いてきた。

(一人で帰ってやる!)

とりあえず、着替えよう。
着替えも、大変だった。
足首を動かすだけで、激痛が走る。
ジャージで帰るか?いやジャージで電車に乗りたくねぇ。

ジャージ、ピンク色だし。

部活のジャージが何故ピンク色なのかは後で説明しよう。

頑張って着替えた。

よし、帰るぞ!

学校の中ではケンケンしていたが、正常な左足のふくらはぎがパンパンになってきた。
左足つったらもう終りだ。
痛くても右足を地面に着け、ビッコひきながら、痛みに耐え、歩いた。

本当に痛い。
初めてだろうか。
油汗というか、変な汗をかく。

何とか、駅まできた。
電車が来た。混んでる。

(クソッタレだ)

何とか乗り込み、ドアに寄り掛かって耐えた。

(俺の右足ちょっとでも踏んでみろ、フルパワーで頭突きするからな、生かしちゃおかねぇ)と思いながら電車を耐えた。

実際踏まれたら、もう何もできなくなるが。

電車を降り、階段、バスを何とかクリアし、病院まで、訳のわからない怒りで辿りついた。

診察室に入り、お医者さんに足を見せると、
足をアチコチ軽く叩かれて、「折れてはないようだね。」と言ったので、少し安心した。
「どうして、こうなったの?」って聞かれたので、俺は
「運動していて、ジャンプしてくじいた」と言った。
先生は「靭帯やっちゃっているねー」
「しばらく、走れないよ」と言われた。

「先生、俺陸上部なんですけど」とつい言ってしまった。

先生は苦笑いしながら、言った。
「ここまで来るのだって相当、足痛かったんじゃない?走れると思う?
痛いの我慢して走れたとしても、治りが遅くなるよ」と言った。

この足を見ると、さっきよりゴルフボールが大きくなっているようだ。

「どれくらいで治りますかね?」と聞いた。

「1ヶ月から2ヶ月かな」と先生は言った。


<次話へ続く>



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Posted by くず at 09:41Comments(1)

2011年01月22日

13、陸上人生の危機

プライベートも部活もまぁまぁだった。

学業の方はというと普通だったが、、、。

冬場の部活は短距離専門の奴でも、長い距離を走らされる。

長い距離走るのは嫌だったが、もともとは短距離を走るよりも長距離を走る方が得意だった。

1年前は区の駅伝大会に何故か選手で出て、みんなで3位になった。

今は長距離走るより、短距離の方がレベル的に並以上だというのと、ただ単に長い距離走りたくないという事でやっているのだが。

冬場はしょうがない。

温水プールに行っては1キロ泳がされたり、サーキットと言って、飛んだり、走ったり、鉄棒やら、腕立て、腹筋、背筋などの運動を何セットもやるという、地道でハードなトレーニング時期なのだ。

この時期のトレーニングをサボると、シーズンに入ってからの走り込みなどの伸びが違ってくる。

体力、筋力の面でこの時期に鍛えることが重要。


何か毎日憂鬱な日々。
いつもヘロヘロになって帰る。

帰りの駅の階段がきつい、そして次の日の朝、筋肉痛で階段がキツイ。

笑うと腹筋が痛い。
酷い日は寝てる時に足がツッテ、苦しむ。

しかし、たまにバスケットをしたりもする。

その日はバスケットだった。
みんな嬉しそう。遊びとしか考えていない。

そう、俺も遊びとしか考えていなかったが、、。

そこで、悲劇が起きた。

試合をしていて、まーちゃんがパスを出した。

(えー、強いし、早いし、何より高いよー)

しかし諦めなかった、思いっきり、踏み込んでジャンプ。

(この馬鹿ぢからめ!)

手は届かなかった。そしてそのまま着地するはずだったが、着地した足をくじいた。

すごく、くじいた。
そして、地面に倒れた。
(痛すぎて声がだせない。)

倒れていると、まーちゃんが、来た。

「どうした?」
(おー、まーちゃん助けに来たか。)
痛くて、声が出ない。

俺はそれでも必死に、「足が、、。」
それ以上言えなかった。

まーちゃんは
「ん?足つったのか?」

俺(ちがう、ちがうよー)
やはり、声が出ない。

すると、まーちゃんは俺の足を持ち、ストレッチするように伸ばした。

(うわ、やめて、痛いからやめてー、ギャー)

声が出ないので、上体を起こし、まーちゃんの手を力いっぱい振りほどいた。
「なんだ、違うのか?」
と言い。バスケットやりに戻ってしまった。
(悪魔め!)
有り難迷惑だった。

その場に10分くらいだろうか?寝ていた。

動きたかったが、動くことが出来なかったのだ。

その間に何人に聞かれたことか。
「大丈夫か?」と。

来る度に手を振って、(いいからほっとけというゼスチャーで追っ払った)

また、伸ばされたら今度こそ死んでしまう。

とにかく保健室へ行かなければと起き上がり、地面にくじいた足を着けた。

さっきと同じ痛みがはしる。
歩けない。
「シャレにならん!」
片足でケンケンしながら、保健室に向かった。

と、もう閉まっていた。
(なんでイネーの保健の先生?)

「ち、つかえねーなーちゃんと仕事しろっつーの」
と、独り言、本気で言った。

とりあえず、職員室。
またケンケンして、階段を上がった。

「なんで、職員室2階にあんだよ、バカヤロー」
また独り言。
(普通キレる所ではないが、)
「俺がスポーツマンじゃなかったらこんな距離ケンケンできねーっつーの!!ふざけやがって」
また独り言。

当たり所のない怒りが込み上げてくる。

そして職員室についた。

<次話に続く>


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Posted by くず at 07:12Comments(0)

2011年01月22日

バレンタインデー(6)

結局まーちゃんは、さっきの女子たちの誰かから、チョコを渡されていたみたいだが、誰から貰ったかは教えてくれなかった。



その日は無事、俺のチョコは守られたのであった。

ちなみに中身はチョコではなく、パンケーキ。
大きかったが、とても美味しかった。

好きと比例して、大きかったのかは不明。

その日はとても長い一日だった。
これからもずっと忘れないエピソードであろう。

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Posted by くず at 05:01Comments(0)

2011年01月22日

ぱゃのさん、あっちゃん誕生日おめでとう!

誕生日は歳を追うごとに、祝いの気持ちが気薄になるという感じがする。
(私個人の意見です)
というよりも、歳を重ねる事に後ろめたい気持ちがあるからだろうか。

はたまた、歳を重ねる毎に時間の経過が早く、気持ちの余裕がなくなるからなのだろうか。

大人になると、時間の経過が早くなるというが、そうなると仮定するならば、やはり誕生日は毎年記憶に残るような、少し派手で、ちょっぴり嬉しいモノにしたい。
それは瞬間、瞬間を大事にする事で、もしかしたら時間の経過が、緩やかに感じることができるかもしれないと思うからである。

別に誕生日に限った事ではないが。

[時間の経過説]という説を唱えたいところだが、時間の経過自体、個人差もあるだろうし、日々こなしている事だって、千差万別、十人十色である。

睡眠時間も違えば、働いている時間だって、歩く字を書く、パソコンのタイプなどのスピードだって違う。

だから、人は時間という正確で、曖昧なモノを大事にしろというのかもしれない。

皆さんいろいろな考えをお持ちでしょうが、私は卒論のテーマにするという事で、、。(まだ未定)
前フリが長すぎましたが、昨日
ささやかではありますが、誕生日会をしました。

私は少し、伝え下手なので、友達に協力して頂きました。
友達のくまちゃんです。
同じ歳で、いつも仲良くしてもらってます

ちなみにカフェを開業する為に日々頑張っております。

くまちゃんのblogにお邪魔して誕生日の様子をどうぞ!
興味のある方は是非!!

くまちゃんカフェ開業奮闘記。
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Posted by くず at 04:14Comments(2)

2011年01月20日

バレンタインデー(5)

3組の教室に戻ると、部屋の後ろ側のドアから、違うクラスの女子が、何やら3組の様子を覗いていた。

何事かと見ていたら、呼ばれた。
「クズケン、A野読んで来てくんない?」と言われ、(A野とは、まーちゃんのこと。)
(なんで俺の名前知ってるの?)
「いいけど、なんで?」と聞いたが、
「いいから〜」とまだ名前も知らない女子に言われ、まーちゃんを呼んだ。


まーちゃんは汗びっしょりで、教室に戻ってきたばかりだった。

「なんだよー、クズケンさがしたんだぞ!どこにいた?」と言われたので、
「あっち!」と1組の方を指で指した。

「そんな事より、あそこの女子が呼んでるよ?」と言った。

まーちゃんは、直毛の髪を無理矢理、ナカワケにしながら、「何だよ、しらねーよ、クズケン追っ払ってきてよ!」と言う。

どうやら、まーちゃんと同じ小学校の女子らしい。
(さっきから、呼ばれてたんだな)

こちらに熱い視線が注がれているのがわかる。

「わかった、コレ貸しね」と言って女子たちの方に向かった。

「あのね、まーちゃんは今忙しいって!」と言った。
女子たちは怒って行ってしまった!
(なんだかなー?)

「ひどい男だな?呼ばれてるんだから、行けばいいのに、チョコもらえたかもよ」と少し余計な事に触れてしまったなと思った。

しかし、予想とは反し、
「クズケンは彼女いるの、みんな知ってるから、余計な人からチョコもらう事はないけど、俺は嫌な相手だっているよ、好きな相手から貰いたいんだ!」ムキになっている。

(彼女いる公認だと、そういったリスクはほとんどない、めちゃくちゃモテる奴は別だが、ほとんどの場合みんな遠慮する)

彼女いても、お構い無しでチョコあげる奴もいれば、もらう奴もいる。
(少数の場合)  


Posted by くず at 01:53Comments(0)

2011年01月19日

バレンタインデー(4)

まーちゃんは時にすごい残酷な事をする。

K田は本日の犠牲者である。
机に戻り、俺は寝たフリをした。「誰も話しかけるんじゃない」(今日だけは)

そして、平和に時間が過ぎて行った。

給食を食べ終わり、昼休みになった。
いつもなら外に遊びに行くところだが、今日はかばんの中身が心配で、動く気にはなれなかった。

一先ず、待機。

こんなに憂鬱なのは、いつぶりか?
そんな事を考えていると、5組のT木が俺の所に来た、
「オーイ、モズO、はらちゃんがお前の事呼んでたぞ、1組にこい」とまぁごくろうなこった。
(お前はハラツヨ(はらちゃん)の召使か?)

かばんが気になったが、とりあえず1組に行った。

1組に入ると、ハラツヨはヒーターの所で、くつろいでいた。

「おー、セミよくきた。とりあえず、座れ。」
俺はハラツヨには(セミ)と呼ばれていた。
何故かは後で説明しよう。
俺は「用があるなら、てめぇがこい。」と言った。
余談だが、
こいつは俺らの学年ではまぁ番長的な存在で、まーちゃんとは違う残酷さがあるが、
ハラツヨは腕力では、まーちゃん、トモツグ、俺には勝てないので、絶対手は出さないのである。(たぶん)
ちなみにハラツヨはバスケ部。

初めの頃は陸上、バスケ、バレー部(3大運動部)は仲が悪かったが最近は仲が良い。

話しを戻そう。

俺は「用があるならてめぇがこい」と言った。
すると、ハラツヨは
「お前のクラスに入るの、恥ずかしいんだよ」と言う。
ハラツヨは女子と恥ずかしいので話せないのだ。
でも、その分男子には残酷、卑劣なのだ。

「なんか用か、用がねぇなら帰るぞ!」と言った。

「そんな事言うなよ、冷たい事言うなぁー、同盟の仲じゃねーか?!」
といいやがる。

(そうだ、コイツと同盟を結んでいたんだったー)

「会議だよ、会議!」とハラツヨ。

「で、議題は?」と俺。

「チョコレートを貰えるかなぁ」
ハラツヨは言った。

「お前、いじめっ子だから、貰えねぇだろ」ハッキリ言ってやった。

「真面目ならもらえんのか?」と言って学ランのボタン、ホックを全部しめ、ズボンを上げてはき、胸ポケにはボールペンをさしだした。

俺は「それでいい、今日はずっとそれだ」と言って自分のクラスに戻ろうとした。

ハラツヨは「おい、セミ!これでチョコレートもらえなかったらどーなるかわかってんだろうな?!」と吠えていた。
「あ〜?文句があるなら、3組にいつでもこい」
と言って1組を出た。  


Posted by くず at 02:10Comments(2)

2011年01月18日

!連載ちょっと休憩! おめでとう!そしてありがとう!

なんと、中学の同級生のゆみごんが、結婚、そしてオメデタとの連絡がありました。
本当におめでとう!

はい、先程電話で話しました。

「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。ケン元気?」とこちらも、中学時代の友達ゆか子さん。

「こちらこそ、よろしく、おかげさまで元気だよ」と応えまして。

「ちょっと待って今、ゆみごんに代わるね」って代わった。

「ケンー、なにやってんの?、あたし、できたんだ。」
とゆみごん。

「そうか、おめでとう!結婚は?」と聞いた。

「結婚するよ!ていうか、驚かないのー? 」と言われたので、
「いや、べつに!それくらいは想像がつくよ」といいました。

私は彼氏も知っているのだー!

たまに、この二人は私を気にかけて連絡をくれる。
幼なじみ。
「もしもし?生きてる?」と
(死んでたら、電話でれねーだろが)

私は前に秋田に4年住んだけど、一度、二人で遊びに来てくれた!
ゆかこは去年友達と沖縄に遊びに来てくれた。
会うといつも東京に帰ってこないの?と言われます。
(私の自由にさせて下さい)(^O^)

当たり前の事なんだが、一緒に歳をとっていっている。
中学1年からだから、18年かな?、今まで辛い時とか、苦しい事とか、それぞれにあったと思う。

しかし、それを顔に出さず、会えば笑顔で「元気ー?」とか「何してたー?」「最近どーよー?」という感じで楽しくご飯食べたり、飲んだりし、今までたくさん元気をもらってきました。
私は本当に有り難いと思います。

みなさんもこういう友達沢山いらっしゃるのでは?

最近連絡していない友達、内地に行っちゃった友達
いませんか?
たまには元気を日本全国に発信しましょう!


これからもみんな一緒に歳くっていこうね!  


Posted by くず at 04:11Comments(3)

2011年01月18日

バレンタインデー(3)

「ギャー、イタイ、ヤメテヨまーちゃん」

廊下から聞こえた。
K田の声だ。

俺は廊下側の席だったのですぐにわかった。

K田はまーちゃんに捕まったのである。
(クワバラ、クワバラ)

気になり、廊下を覗くと、K田がチョコを取り上げられてる。


「返してよ、まーちゃんー」とK田。

すると、チョコをK田から取り上げた、まーちゃんはそのチョコをなんと、廊下の窓から外に投げた。

「あ、ヒデー。あれは悪だな」
すると、K田は少しの間、座ったまま動かなかった。
もう、ステップを踏む元気も残ってないだろう。

後でわかった事だが、あのチロルはタネちゃんがK田にあげたものだった。


しかし、まーちゃん恐るべし。  


Posted by くず at 02:24Comments(0)