35、プール

くず

2011年03月06日 03:38

2週間ばかり時間は稼いだ。

もはや告白バックレモード。

その日も何もなく帰るつもりだったが、、。

放課後、次の週にプール開きがあるという事なので、プールの掃除を手伝うように頼まれた。

そして、プールに行ったが、プールはめちゃくちゃ汚かった。
どこから投げ入れられたのか、パンの食いかけ、紙パックのゴミが浮いていた。

水を抜く前に、まずゴミ拾いから。

プールに浮いている物を網ですくう。

今にも、変な生物が出てきそうな感じだ。

とりあえずゴミを取る作業は終わった。

珍しく黙々とやった。

水を抜いて、また明日という事だったのだが、最後に「かったるい、なんで水泳部がやらん事、俺らやってんの?」という
疑問というか、捨てゼリフで締め括られた。

陸上部の顧問が、体育の先生だからしょうがない。

次の日、プールを磨く作業が始まった。

デッキブラシでシャカシャカ。

意外に楽しい。裸足で滑ったり、他の奴を転ばしたり。

今日は人手が多い。水泳部もいる。
俺は少し疲れたのでブラシを持ちながら、ボーっとした。
と、横から

「クズOー手が止まってるぞー」と叫ばれた。

振り返ると、女男が立っていた。水泳部の顧問&体育教師、ペチャ○○。
とにかく女性。

俺の苦手な奴。とりあえずシカトし、ゴシゴシ、シャカシャカ。

「あ、水泳部のHさんだー」
ショートカットの可愛い子。

チラ見、ゴシゴシシャカシャカ、またチラ見。

しばらく、その繰り返し。
「んー、何回見ても可愛いなぁ」と
まぁこんな感じで、掃除手伝って良かったと思った。