34、土下座

くず

2011年03月04日 19:44

俺は罰ゲームを受けることになった。

2人に告白するという、なんとも人道に反した行動。罰だからなんだが。

どうするか?
とにかく時間がほしい。


次の日学校に行き、昼休みにみんなを集め、少し時間をくれるようにお願いした。
ハラツヨは「土下座で頼め」と言った。

しかたなく、とりあえず土下座。
(次覚えてろよ)




とにかく時間に余裕はできた。それにしてもみんなで笑いやがって。

「告白ね〜、誰かいたか?」

そこでK田を読んだ。
こういう話しはK田が打ってつけ。訳のわからない斬新なアイディアがたまーに出るから。

「ケンイチ〜どーしたの〜、ヘイっ!」
K田はいつもテンション高い。

俺は訳を話した。

K田は「ケンイチィ〜今好きな人いないの?好きな人に〜コクれば、イイジャナイデスカーぁ」
と、
またインチキ外人風。

「そんな簡単に言うなよ、いない事もないけど、そこまで好きとかじゃねーし」


ダメだ話しにならん。

このままみんな罰ゲームの事忘れてくんないかな。

そこへ、まーちゃんが来た。

「どーしたクズケン元気ねーじゃん」

「それがさぁ、こう、こう、こうで。」俺はまーちゃんに説明した。

まーちゃんも
K田と同じ返答だった。


「あー、好きだなんて簡単に言えるかよ」