33、テスト結果

くず

2011年03月04日 01:09

ついに塾のテスト結果がわかる日がきた。

大した緊張はなかったが、罰ゲームは嫌だ。

塾の教室に入り、結果の紙が配られた。3教科、個人の点数、クラスが書かれている。

紙をよーく見た。
点数はどーでもいい。
クラスはというと、1コ落ちている?!
そんなまさか!

絶望的だ。「うお〜〜」と叫びたいくらいだ。

そこへハラツヨが来た。
「おいセミ。見せてみ〜んみん。」


(こいつ落ちてねぇな)
俺は紙を渡した。
「落ちてる、いぇーい、ついにセミが飛べる日が来たよ〜」
ナメてる。

俺はハラツヨの結果の紙を取り、点数を見た。
おかしい、3教科合計10点も変わらない。

どういう事だ。

おい、Oキ(塾講師)、テメエどーいう事だ。

すぐにOキに聞きに行った。
「Oキ先生、ハラツヨと10点も違わないのに、なんで俺は下のクラスなんすか?」と聞いた。

するとOキは
「この点数くらいはたくさんいるから同点でもクラス違うかもね」と言った。

(ふざけんな)
しかし、言い訳は嫌いだ。他に落ちた奴いるだろう。
そいつを道連れだ。

と思ったが、落ちたのは俺だけであった。

みんな爆笑。

一気にブルー。
罰ゲーム。罰を受けなければ。