26、別れ

くず

2011年02月26日 02:54

やはり、安静することにした。

学校に行き、まず松葉杖を探すことにした。
(まーちゃんに隠されたから)
「まーちゃん、俺の松葉杖どこやった?」
と聞いたら、珍しく何も言わずにすぐ持ってきた。
いつもなら、「自分で探せ」とか「忘れた」とかぬかすが、昨日からの俺のテンションの低さに少し気をつかったのか。
お利口さん。

しかし、挫折とはこういう事を言うのか。



そして、テンションが低い日が続いた。

そんな毎日を送っている内にテンションが低いのが当たり前になったのか、大人の階段を上り始めたのか、それとも、、。

結局、怪我人はこんなもんだろ、という答えに落ち着いたのだが、、。

さらには部活を辞めようかすら思ったくらいだ。

しかし、走るのは好きだと考え直し、続けることにはしたが、無性に独りになりたくなり、彼女とも別れる事にした。

思ったら即、行動。

一年以上付き合ってきたが、なんか最後はあっさり。
そんな自分を疑ってみたり。(そんなに好きではなかったのか)
いや、そうではない。
言い訳は嫌いだ。
独りになりたい時には独りになるんだ。白か黒。

「男ってそんなもんだろ」と当時は思っていた。

独りになったらなったで妙な開放感があった。