21、油断

くず

2011年02月03日 06:52

意味不明なテンションの高さだ。

俺は調子に乗った。

これなら走れる。と思った。

とにかく廊下を走りまくった。

右足は少し痛かったが。

もう隠された松葉杖の事は忘れていた。

こんな解放的になったのはいつぶりだろう。

大人だったら、こんな日は復活祝いとかいって、飲み会を開くことだろう。


俺は彼女の所へ行った。

「もう治ったよ」と言ったら、
彼女に質問された。

「お医者さんに普通に足、動かしていいって言われたの?」

俺は
「言われてないけど、走れるよ」と答えた。

そしたら怒られた。

なんて言われたかはあまり覚えていない。
とにかく治ってきたからいいやと思っていたので、適当に聞き流した。


記録会でれるかな?

「練習してないしなぁ」足の不安ではなく、もう記録の方が気になっていた。


<次話へ続く>