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Posted by TI-DA at

2012年05月25日

一年ぶり

一年ぶりに更新ですかね、、。お久し振りでございます。
最近メッキリ読書もできず、パタパタしています。僕のブログも全部で1万アクセスになり、本当に
嬉しく思います!少しずつ更新していきますので宜しくお願いします。  


Posted by くず at 00:41Comments(0)

2011年05月26日

40、Hさん

水泳部のHさん。

しばしば気にはなっていた。
これは恋なのだろうか?
好きな気持ちっつーのはどこからくるのか?

(そんな事はどーでもいい)

どうせコクるなら、Hさんで決まり。

「まず1人決定。」

「あと、もうひとり。」

こんな危機に直面したのは久しぶり、ピンチだ。

朝の通勤ラッシュに揉まれながら考えた。
こういう時は時間が経つのは早い、が、
学校に着いたとたん、
朝からK田がうるさい。

「ケンイチーモーーニング」
と、この調子。

うるさい小デブがぁ。

「今日はかまってるヒマないんだよ」
というと、アキトを呼んで来た。
アキトはガリガリ。
うざいコンビになっている。
「ケンイチー元気ないんだってー」二人でこんな感じで。

この凸凹コンビから逃げ、ハラツヨのところへ行った。

黙ってハラツヨのクラスに入ると
「おー、珍しいなーセミ来たか、よく来たなー」
とハラツヨに合わせて、
ケンタロが高い声で「ヨクキタナ」と復唱で歓迎された。

ケンタロはハラツヨの召し使いみたいな感じなのだ。

ドラえもんでいう所のジャイアンとスネオみたいな。

「どーした、どーした」
「ドーシタ?」

こちらでもコンビかよ。

俺はドット疲れて、誰かに相談しようと思った自分が恥ずかしくなった。

というか、この学校で一番相談相手に向かないやつらだった事に気がついたのだった。

「いや、顔、見に、来た、だけ」
とため息混じりにいったが、

「おーそーか、セミも寂しくなる時があるんだな?」
ハラツヨはご機嫌。
「アルンダナーセミ」
ケンタロ復唱。

更に疲れた。

とにかくもうひとり。  


Posted by くず at 00:52Comments(6)

2011年05月25日

39、ドーナツ

それは塾の帰りだった。
「おい、ケンイチ」
とダイが神妙な顔をして俺を呼ぶ。
(まさか?)
嫌な予感が、、。

やはり罰ゲームの事だった。
みんなが忘れるのを待っていたが、話しはそう上手くはいかなかった。

「どーよ、調子?」

ダイはいきなり笑い始め、
「別にやめてやってもいいんだぞ」と俺の肩を叩いた。

「誰がやめるって言ったよ」
俺はこの時、だいぶ顔が引き攣っていたことだろう。

するとダイは
「そーだよな、お前はやる男だよな」と、ひやかし風に。

「ま、ドーナツでも食うか?」と半ば俺を接待するかのように振る舞う。

こいつはたまに、こういうやり方で俺をミスドまで連れていく。

本当は自分がドーナツ食いたいだけだが、それを大袈裟に示唆する。

まあ、こいつの変なカリスマ性には頭が下がるのだが。

そして
俺の横でダイは満足げにドーナツを食っていた。
(こいつ呑気に食いやがって)

しかし、早く罰ゲームを終わらせなくては生きた心地がしないとオールドファッションをかじりながら思った。
  


Posted by くず at 01:05Comments(2)

2011年03月24日

38、エロ本

思春期というのは本当に恐ろしいものである。

この前、水着を脱がされた仕返しを伺いながら、体育の授業を待っていた。
その日は昼休みが終わった5時間目にあった。

昼休みは校庭でバレーして遊んだ。
まーちゃんがボールを思い切り蹴った。
そしてボールは体育倉庫の裏へ落ちた。
仕方なく取りに行ったが、少し塀をよじ登らなくては取れず、よじ登り、体育倉庫の壁を忍者のように這いつくばりながら、またよじ登る。
ボールは一番奥にあり、ようやく取れた。
すると体育倉庫の裏の窓が開いていた。

声がするのでジャンプして塀を掴み覗いたら、なんと女子が水着に着替えていた。
俺は息が止まりそうなくらいビビって、地面にすぐ降りた。
でも、もう一回見たくなり、もう一回。
若さだ。(バカさ)

気付かれると厄介なのであまり見なかったが、凄い恥ずかしくなってしまったのが正直な所。

もうここへは来るのを止めようと心に誓い、この事は誰にも言わない事にした。
しかし、女子の水着姿はあまり見れなくなってしまった。その後の水泳の授業も女子は視界に入れないように心掛けた。

実に恐ろしい。

授業が終わり、仕返しの標的は金ちゃんにする事にした。
金が校庭に出た瞬間を狙い、俺は金の足をかけ、柔道技の体落としを決め、倒した。
そしてまたまーちゃんとダイで体を抑え、脱がしてやった。
水着はふくらはぎの所で止めてやったが、金もしばらく動かなかった。

「おい金タマどーした?」と聞いたが、返事がなく、金は疲れ果てたのか。
そして、教室で着替えていると、シコちゃんがポパイという雑誌を持ってきていた。
みんなシコの机に集まった。
なんと裸の写真がいっぱい。
中学生には衝撃的。
むしろ神秘的。
この頃のポパイはエロかった。
念のため教室のカギを閉め、女子が入ってこないようにし、俺、シコ、I月、まーちゃんで、その本を見ていた。

夢中になって見ていたら、いきなり教室のドアが開いた。
カギを閉めたはずのドアがなんで?
数学のA井だった。
「こら男子早く着替えろ、女子が入れないだろ」

「ヤバ、隠せ」
シコが本を隠したが、

「何隠した?」と聞かれ

シコは「何も」と応えたが机を見られて、本が見つかってしまった。

そして、俺達4人は職員室に御用となってしまった。
6時間目は職員室でずっと正座。
教師たちの笑い者にされ、
部活の顧問に「クズケン今度は何やった?」とニヤニヤしながら聞いてくる。

知ってるくせに聞いてくる。
担任なんか「凄いなこの本」とかいいながら、見まくっているし。
このスケベ教師。

あげく着いたあだ名が「エロ本」だった。
1、2ヶ月はエロ本と一くくりで呼ばれた。

恥ずかしい青春であった。  


Posted by くず at 03:45Comments(0)

2011年03月20日

37、スライディング

次の日、体育の授業。
もちろん水泳。

震えながら体操。
シャワーを浴びた時点で唇青い奴がいた。

I原だった。顔は少し、ジャニーズ系、だがヒョロイ、白い、ちっちゃい。
「大丈夫かぁ、I原?」と声をかけたが、震えながら、うなずくだけ。

本当に寒い。

すると、小デブのK田がきた。
いつもハイテンションなK田が元気がない。
寒がっていた。

と、横からまーちゃんがK田をプールサイドで突き飛ばした。
「うわぁー」
K田は一人プールに落ちた。
まーちゃんがまた悪ふざけ。
すると、体育教師の女男がきてK田に言った。

「何やってんだ、K田、誰が入っていいっていったんだよバカ」

女男はデブには厳しいようだ、というかK田にはいつも厳しいのか。

K田は何も言わずにふて腐れてプールから上がった。
男子はみんな笑っていたのだが、K田は端の方でうずくまっていた。

水の中に入ったら結構温かかった。クロールか平泳ぎで泳げと言われたが、疲れるので俺は背面バタ足で泳いだ。
すると
「クズO誰がそんな泳ぎしろって言ったんだよ」と女男に怒鳴られた。

うるさい野郎だ。少しは女らしく、おしとやかにできねぇもんなのか。

「先生、俺はクロールも平泳ぎも出来ないんですよー」と
バレバレの嘘をついた。
女男は
「じゃあ水泳の授業の成績は0点でいいんだな?」と脅され、仕方なく言われた通りにした。

授業が終わり、プールから出ようとしてる時に雨が降ってきた。
しかも結構強い雨。

体は温まっていたので、平気だった。
校庭を通って教室に行くのだが、俺の行っていた学校の校庭の地面はゴムでできていて、水溜まりができると滑ることができるのだ。
滑るには絶好のコンディション。
みんなでスライディングをして遊び始めた。

俺が滑るのを失敗して、胸と腹をこすり、そのまま痛みをこらえ、うつぶせで倒れていたら、みんなに抑えつけられた。

「何すんだ、おまえら」
まーちゃんとダイ、まさかの金ちゃんまで、俺を抑え水着を脱がそうとしたのだ!

「やめろ、おい、マジでよー」と言ったがダメ。

俺達は校庭で格闘を繰り広げたが、俺は力尽き、パンツが、膝まで降ろされたところで、

校舎から「うるさいお前たち、授業中だ静かにしろ」と数字のA井の声がした。
みんな逃げていきやがった。
俺は一人うつぶせ尻丸出しで倒れていた。

するとまた「早く履け」とA井の声。
パンツを上げて振り返ると3Fの窓にA井の姿。

うるさいババアだが、コイツのおかげでフルチンは免れた。

教室に戻る途中で、A井に会った。
通りすがりに「ごちそうさま」と一言いわれた。

俺はシカトして教室に戻ったが、職員室でまた何か言われるんだろうと覚悟はしたが、後で別の事で呼ばれるとはこの時は思ってもみなかった。  


Posted by くず at 03:53Comments(1)

2011年03月19日

36、プール開き

Hさんに気をとられながらプール掃除は続いた。

本当に可愛い。こういうのを可憐というのか?

体育教師の女男とは比較にならない。
「これは一目惚れか?」

作業も終盤。
プールサイドに立ち、水で洗い流すのを横目に、また、ぼーっと。

俺は閃いた。Hさんに告白しようと思いついたのだった。

「どうせダメでもともとなんだから高嶺の花を狙ってみるかなぁ」とまあこんな事を考えて、あと一人。

それは、後で考える事にした。

プール掃除は終わり、明日から体育の授業はプール。
まだ少し寒いのが嫌だったが、泳ぐのは嫌いじゃないのでそれはそれで楽しみだった。

  


Posted by くず at 01:32Comments(1)

2011年03月06日

35、プール

2週間ばかり時間は稼いだ。

もはや告白バックレモード。

その日も何もなく帰るつもりだったが、、。

放課後、次の週にプール開きがあるという事なので、プールの掃除を手伝うように頼まれた。

そして、プールに行ったが、プールはめちゃくちゃ汚かった。
どこから投げ入れられたのか、パンの食いかけ、紙パックのゴミが浮いていた。

水を抜く前に、まずゴミ拾いから。

プールに浮いている物を網ですくう。

今にも、変な生物が出てきそうな感じだ。

とりあえずゴミを取る作業は終わった。

珍しく黙々とやった。

水を抜いて、また明日という事だったのだが、最後に「かったるい、なんで水泳部がやらん事、俺らやってんの?」という
疑問というか、捨てゼリフで締め括られた。

陸上部の顧問が、体育の先生だからしょうがない。

次の日、プールを磨く作業が始まった。

デッキブラシでシャカシャカ。

意外に楽しい。裸足で滑ったり、他の奴を転ばしたり。

今日は人手が多い。水泳部もいる。
俺は少し疲れたのでブラシを持ちながら、ボーっとした。
と、横から

「クズOー手が止まってるぞー」と叫ばれた。

振り返ると、女男が立っていた。水泳部の顧問&体育教師、ペチャ○○。
とにかく女性。

俺の苦手な奴。とりあえずシカトし、ゴシゴシ、シャカシャカ。

「あ、水泳部のHさんだー」
ショートカットの可愛い子。

チラ見、ゴシゴシシャカシャカ、またチラ見。

しばらく、その繰り返し。
「んー、何回見ても可愛いなぁ」と
まぁこんな感じで、掃除手伝って良かったと思った。  


Posted by くず at 03:38Comments(0)

2011年03月04日

34、土下座

俺は罰ゲームを受けることになった。

2人に告白するという、なんとも人道に反した行動。罰だからなんだが。

どうするか?
とにかく時間がほしい。


次の日学校に行き、昼休みにみんなを集め、少し時間をくれるようにお願いした。
ハラツヨは「土下座で頼め」と言った。

しかたなく、とりあえず土下座。
(次覚えてろよ)




とにかく時間に余裕はできた。それにしてもみんなで笑いやがって。

「告白ね〜、誰かいたか?」

そこでK田を読んだ。
こういう話しはK田が打ってつけ。訳のわからない斬新なアイディアがたまーに出るから。

「ケンイチ〜どーしたの〜、ヘイっ!」
K田はいつもテンション高い。

俺は訳を話した。

K田は「ケンイチィ〜今好きな人いないの?好きな人に〜コクれば、イイジャナイデスカーぁ」
と、
またインチキ外人風。

「そんな簡単に言うなよ、いない事もないけど、そこまで好きとかじゃねーし」


ダメだ話しにならん。

このままみんな罰ゲームの事忘れてくんないかな。

そこへ、まーちゃんが来た。

「どーしたクズケン元気ねーじゃん」

「それがさぁ、こう、こう、こうで。」俺はまーちゃんに説明した。

まーちゃんも
K田と同じ返答だった。


「あー、好きだなんて簡単に言えるかよ」



  


Posted by くず at 19:44Comments(0)

2011年03月04日

33、テスト結果

ついに塾のテスト結果がわかる日がきた。

大した緊張はなかったが、罰ゲームは嫌だ。

塾の教室に入り、結果の紙が配られた。3教科、個人の点数、クラスが書かれている。

紙をよーく見た。
点数はどーでもいい。
クラスはというと、1コ落ちている?!
そんなまさか!

絶望的だ。「うお〜〜」と叫びたいくらいだ。

そこへハラツヨが来た。
「おいセミ。見せてみ〜んみん。」


(こいつ落ちてねぇな)
俺は紙を渡した。
「落ちてる、いぇーい、ついにセミが飛べる日が来たよ〜」
ナメてる。

俺はハラツヨの結果の紙を取り、点数を見た。
おかしい、3教科合計10点も変わらない。

どういう事だ。

おい、Oキ(塾講師)、テメエどーいう事だ。

すぐにOキに聞きに行った。
「Oキ先生、ハラツヨと10点も違わないのに、なんで俺は下のクラスなんすか?」と聞いた。

するとOキは
「この点数くらいはたくさんいるから同点でもクラス違うかもね」と言った。

(ふざけんな)
しかし、言い訳は嫌いだ。他に落ちた奴いるだろう。
そいつを道連れだ。

と思ったが、落ちたのは俺だけであった。

みんな爆笑。

一気にブルー。
罰ゲーム。罰を受けなければ。  


Posted by くず at 01:09Comments(0)

2011年03月03日

32、テスト

それから、1ヶ月ほどたった。

塾のクラス分けテストがあった。罰ゲーム付き。

ハラツヨと俺は同じクラス。
まぁあまり良くないクラス。でも下はあるが。
とにかく国、数、英の3教科のテスト。

いつもの通り、普通にできた。

帰りはミスドでドーナツ食いながら「罰ゲームになったら最悪だよな」とハラツヨは言った。

ハラツヨは女と話しが出来ない。恥ずかしいかららしい。しかし男には極悪。
俺はハラツヨが罰ゲーム当たったら面白そうだと思った。見物だから。
当たってしまいなさい。

テストの結果はドキドキだな。結果は来週出るみたいだし。
もし仮に俺が落ちたら、どーしよ。
でも落ちないから考えなくていいかぁと思った。

2人に告白なんて出来ないよなあ、同時にねえ。
体張り過ぎだ。
それに言われた方は、2人に告白したなんてバレたら何て思うんだ。
そんな事を考えた。

みんなクラス落ちなければ無効。

しかし、5月に入って暖かくなってきた。
部活も最後の一年頑張ろうと思った。

  


Posted by くず at 13:03Comments(0)

2011年03月03日

31、罰ゲーム

コンビニで買い食い、タムロは続いた。

さっきダイが、高校の話しをしてから俺は少し考えていた。
勉強の事もそうだが、ふと陸上を続けるかという事を考えていた。
それが決まれば、高校は大方絞られる。
家から近いからとか、そういった理由は始めから俺には関係ないし。
そういった事を考えてる奴は少ない。
というのも、公立の中学なのに、他の地域、学校まで家から一時間かかる奴は普通だったからだ。
もちろん、電車に乗っての話しだが。

黙って考えてると、ダイは俺の所に来て「面白い事しようぜ」と言った。

「何やんだよ?」と聞くと、ダイは「そーだなー?罰ゲーム」と言った。

「なんだよそれ?はぁ?」
みんなあまりやりたくなさそうだ。

乗り気だったのは、ハラツヨ、ダイ、ロリコンだった。
俺は賭けは得意じゃないので、気が進まなかった。

「お前やるよな?」とハラツヨ

俺は「やんねぇーよ」
「だってよ、何やるかも決まってねーのに、やるかそんなもん」と言った。
しかし、ダイは人をその気にさせるのが上手い。

ダイは「ケンイチィー(俺)、そういうな、面白そうだろ?やろーぜぇ」とまぁこんな風に言うからいつも仕方がないと思ってしまう。ダイは口が上手い、4組の学級委員でバスケ部キャプテン。

横から
「で、何賭ける?」
と珍しく平さんがいた。
平さんも塾がいっしょ。

「塾でクラス分けテストあったじゃん!」
「そのテストでクラス落ちた奴、罰ゲームでどうだ?」
と平さんは言うと、また何か考えて、
「罰ゲームは誰かに告る」
さらに「2人に」。
ダイはいいねーとやる気。
マジ罰ゲームじゃんか。
俺は
「お前負けたらどーすんだ?彼女いんだろ?」と俺はダイに聞いた。

するとダイは「負けなきゃいい」と簡単に言いやがったが、それもそうだなと思いやってみる事にした。

  


Posted by くず at 02:28Comments(1)

2011年03月01日

30、受験生?

朝いつものように学校に行くと、初々しさマンテンピカピカの一年生がたくさんいるではありませんか。

ちょっと先輩面して歩くかぁ。

そう言えば、1コ下の後輩達も2年。部活に新入部員が入ったら任せるとするかなぁ。まるで自分が部長になったかのような感じ。(勘違いも甚だしいが)

学校の登校日は直ぐに終わり部活もなかったので陸上部の連中とコンビニで買い食いする事にした。
さらにここに、バスケ部、バレー部の連中も混ざり、周りから見れば、タチの悪い集団。
近所に頭のいい高校があり、たくさんコンビニの前を通るのだが、その高校生にもお構いない。
むしろ眼中にないし、向こうも関わってこない。
威嚇しているのは、俺ら。
高校生なのに弱っちいなくらい思っていた。
しかし、
思えば、中学入った頃はみんなあまり仲良くなかったなぁ。いや、悪いくらいな感じだったのに、気が付けば、こんなに仲良くなっているんだよなぁ。

感心してたら、バスケ部の部長ダイが「高校決まったか?」と言い出した。
みんな決まってないようだった。

俺も決まっていなかった。
ハラツヨとダイとロリコンと俺は同じ塾に通っていたが、そろそろ考えないとな。
どーしよ。  


Posted by くず at 23:07Comments(0)

2011年03月01日

29、中学三年生

新年度がはじまり、3年生。
新しいクラス。
男子はそんなに変わっていないというか、3年生にもなれば、みんな知り合い。
ただ授業中は部屋が違うだけといった感じにしか感じなくなっていた。

ともあれ、またまーちゃんと同じクラスになってしまった。

右足の怪我も毎日ケアしながらやってるし、痛みもないので平和を取り戻した感じだった。

A路とはまた違うクラス。(やったね)
別れた彼女とも違うクラス。(ふぅ)

天敵が減ったのも嬉しい。先輩いないし、なんといっても最上級生。

この一年楽しくやろう。
  


Posted by くず at 01:52Comments(0)

2011年02月27日

28、異変

地道なメニューをこなし、半ばリハビリ的な生活だったが、一つの目標、怪我する前の状態に戻すというゴールがあるので黙々と練習する事ができた。

ジョギングに加え、流し走(50〜80mくらい)を8割程度の力で5本走るメニューに加え、ダウン走(最後にクールダウンする為のジョギング)
を加えた。

無理のないメニューをこなした。
メニューを増やしてから10日くらい経った時だろうか、流し走を走っているとまた右足首が重い。足首の関節が動かない。
もう治っているはずなんだが。おかしい。

走っている所も足に負担の少ない土の場所。

疲れが溜まってくると動かなくなるのか?。

その日の練習はすぐ切り上げた。


この日もやはりミニストップ。
ソフトクリームを食いながら「やっぱ練習後のソフトクリームは熱くなった身体を冷やしてくれるよ」って思ったら、「もしかして」と思い、すぐ靴を脱いで怪我した右足首に触れてみた。

「なんか熱い」と思って、左足首も触ってみた。
右足首の方が熱いような気がした。

熱をもっていたのだ。

この日からは何もしていない時も右足首を冷やしまくった。
もちろん、練習後は特に。

これが後遺症ってやつなのか?

この時はこの怪我の後遺症が長く続くとは思ってもいなかったが、まさか
ソフトクリームに気付かされるとは思ってもみなかった。


<次話へ続く>  


Posted by くず at 00:48Comments(0)

2011年02月26日

27、葛藤

彼女とも別れていた俺は少しヤサグレていた。

そして春休みに入った。
もう2年生も終わる。

長い松葉杖生活だったが、医者からは走っていいと言われ、松葉杖はなくなって、一応サポーターだけは付けていた。

実に長く感じた。
あの記録会以来、走りたい気持ちを捨て、彼女とは別れ、じっと耐えた。

そうは言っても、ソフトクリームを食べるのは止めなかったが、、。
さすがにこれまで取り上げられたら、いくら俺でも気が狂う。

しかし走っていいと言われたが、走ったらまた痛くなるのでは?
という事を
毎日筋トレをしながら考えた。

不安なまま、ジョギングを追加する事にした。

部活ではなく、家で自主トレ。
何だか部活に出るのも、カッタルくなっていたのもあるが。

家の周りをゆっくり一時間まわり、体操、ストレッチ、腕立て伏せ、腹筋、背筋をやり、歩いてミニストップへ行きソフトクリームという毎日のメニュー。

春休みに入ってからは昼過ぎから塾に行っていたので、そこまで暇という訳ではなかったが、部活に出るタイミングを失った。

全力で走る事への不安。

部活に出てないから忘れていたが、別れた彼女は同じ部活、会うのが気まずい。
毎日のお決まりになった、一日のシメ、ソフトクリームを食いながら、そんな事を考えていた。
  


Posted by くず at 10:37Comments(0)

2011年02月26日

26、別れ

やはり、安静することにした。

学校に行き、まず松葉杖を探すことにした。
(まーちゃんに隠されたから)
「まーちゃん、俺の松葉杖どこやった?」
と聞いたら、珍しく何も言わずにすぐ持ってきた。
いつもなら、「自分で探せ」とか「忘れた」とかぬかすが、昨日からの俺のテンションの低さに少し気をつかったのか。
お利口さん。

しかし、挫折とはこういう事を言うのか。



そして、テンションが低い日が続いた。

そんな毎日を送っている内にテンションが低いのが当たり前になったのか、大人の階段を上り始めたのか、それとも、、。

結局、怪我人はこんなもんだろ、という答えに落ち着いたのだが、、。

さらには部活を辞めようかすら思ったくらいだ。

しかし、走るのは好きだと考え直し、続けることにはしたが、無性に独りになりたくなり、彼女とも別れる事にした。

思ったら即、行動。

一年以上付き合ってきたが、なんか最後はあっさり。
そんな自分を疑ってみたり。(そんなに好きではなかったのか)
いや、そうではない。
言い訳は嫌いだ。
独りになりたい時には独りになるんだ。白か黒。

「男ってそんなもんだろ」と当時は思っていた。

独りになったらなったで妙な開放感があった。
  


Posted by くず at 02:54Comments(1)

2011年02月24日

25、病院

結構テキトーな性格している俺だったが、この時ばかりは大嫌いな病院に行かざるを得なかった。

また右足が腫れ始めたのだ。
そして病院に行った。
病院の先生に
足を見せた、ら、
怒られた。

先生の目はごまかせなかった、というよりもトーシロ(素人)が見てもわかるくらい右足の腫れが元の腫れに近くなっていたからだ。
「走ったでしょ?」
と先生に聞かれた。
「はい、少し。」
と答えた。

走った後からずっとブルーで、
言い訳するほどの元気はなかった。

「今無理したら後まで引きずるよ!それでもいいの?早く走りたいでしょ」
先生のアメとムチ。

更に「松葉杖どおしたの
」と聞かれた。
まーちゃんに隠されたままだった。
すっかり忘れてた。
「家です。」
と嘘をついた。

先生はもはや呆れた顔をしていたが、優しかった。
それに
泣きたくなったが、しょうがない。

また病院に妹を自転車で迎えに来させた。
妹に
「大丈夫?」と聞かれたが、
「ああ」としか応えられず、帰る途中またコンビニでアイスクリームを買ってやった。

やっぱり、妹は俺に似て優しい奴だ、と思った。

明日からまたどーするかなぁ

深いため息が出た。


<次話へ続く>  


Posted by くず at 02:46Comments(3)

2011年02月23日

24、ブルー

記録会が終わった。

200mを走ってから
後はずっと右足がジンジン痛む。
前回、たしか24秒の後半だったはずだったが。

がっかりしたけど、練習もしていなかったし、
自分の能力が覚醒する訳がないのは、わかりきった事だったが、

たった1本走っただけで、こんなに疲れたのは初めてだった。

俗に言うブルーっていうか。

みんなに「足治ったのか?」と聞かれたが、俺はただ「うん」としか返せなかったし、病院いかないと思うと、テンションがた落ち。

とにかく身も心も重たい感じ。  


Posted by くず at 16:40Comments(0)

2011年02月20日

そろそろ(独り言)

そろそろパソコン買おうと思います

ケンショウエンになりそうなので

最近は短編になっちゃってごめんなさい

なんとか、30歳のところまではいかせちゃいます。
今が14、5歳なので、半分ですが、
この話しも振り返りで、自己啓発みてぇなもんなので、頑張っていきたいと思います  


Posted by くず at 11:31Comments(1)

2011年02月20日

23、記録会当日

ついに記録会当日になった。
200メートルを1本走る事になったのだが。

この日は緊張して食欲が湧かなかった。

それでも何か食べなくては力がでないと、バナナをもってきていたので2本食べた。

(やっぱりだめかなぁ)
弱気になる。

走る前からそんな事が頭をよぎる。

ついにスタート。

何も考えず走ろう。

スタートした。
思ったより身体は軽くかんじたが、力みからか、スピードに乗れない。

手前のコースの奴に抜かれた。
後半勝負だと思い、腕もひたすら振り、残り50メートルくらいの所で、右足の足首が動かない。

こけそうになったが、踏ん張った、そしてゴール。

タイムは25秒9だった。  


Posted by くず at 01:37Comments(0)